【確定申告】学生が仮想通貨投資で儲けたときの税金は?

学生でも税金って払うの?

学生が仮想通貨で儲けた場合、税金を払わないといけないのでしょうか。

当然、払わなければいけません。

仮想通貨で発生した利益は「雑所得」として扱われます。その雑所得は、利益が一定額を超えると税金支払いの対象になります。

もし、規定額以上儲けたことを隠して税金を払わないと脱税になってしまいますので、必ず税金は所定の機関で支払いましょう。

課税対象になるのはどんなとき?

仮想通貨を購入したら必ず税金を払わないといけないわけではありません。

下記条件を満たした場合、課税対象となります。

  • 仮想通貨を売却して円にしたとき利益が出た
  • 仮想通貨で他の仮想通貨を購入して利益が出た
  • 仮想通貨でモノを購入した

この利益というのは、利益確定した金額のみが含まれます。つまり、仮想通貨のまま保持している場合は、利益の対象としてカウントしなくても問題ないのです。

ただ、ビットコインを使って他のコインを購入すると計算がややこしくなってしまいます。仮想通貨で他の仮想通貨を購入した時点で利益が発生していた場合は税金の対象となるので気をつけてください。

仮想通貨で仮想通貨で購入していてわかりにくい場合は、年末にかけて仮想通貨を全て日本円に戻していくら儲けたか計算すれば簡単です。

また、仮想通貨を購入して一度も日本円に戻していない、他の仮想通貨を購入していない、といったように方は税金の対象でありません。

いくらから税金の対象になるの?

税金の計算は、1月から12月までに発生した利益の額で決定します。

仮想通貨の取引で得た利益は「雑所得」として扱われるので、雑所得の税金について説明します。

雑所得の利益 所得税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円
330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円
695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円
900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円を超え 4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円を超え 45% 4,796,000円

上記の表のように取引によって発生した利益の額によって税金の金額が変わってきます。

実際には、これらの金額は確定申告をする際に、自動で計算してくれるので自分で計算する必要はありません。

自分がいくら払う必要があるかを理解するための使ってください。

え、確定申告って何?

さりげなく確定申告というワードを出しましたが、税金になじみのない学生にとっては理解しがたいですよね。

確定申告というのは、1月~12月の利益が一定額を超えた時に「私は今年○○円儲けたので税金を払います」ということを税務署に知らせるものです。あくまで「儲けた額だけ」で問題ありません。先ほども申したように税金の額は、税務署が計算してくれます。

それでは、確定申告が必要となる場合を見ていきましょう。

そもそも学生は、被扶養者に該当し「扶養控除」や「勤労学生控除」を適用することができます。

聴きなれない言葉が多くてわかりにくいですよね。

そこで、バイトをしていない学生(雑所得以外に収入がない学生)とバイトをしている学生(雑所得以外の収入がある学生)にわけて説明します。

バイトしていない学生の場合

学生は、雑所得が38万円以下の場合は「扶養控除」が適用されます。

バイトをしていない学生は、仮想通貨などの雑所得が38万円を超えると「扶養控除」が解除されてしまいます。

「扶養控除」が適用外となってしまい、確定申告の対象となってしまうので、バイトをしていない学生は雑所得38万円以上で確定申告が必要となることを覚えておいてください。

バイトをしている学生の場合

バイトをしている学生の場合は、少々複雑です。

給与所得を受けている学生は「勤労学生控除」を適用することができ、27万円の控除を受けることができます。

「勤労学生控除」は以下の条件で適用されます。

  • 学生である納税者本人の給与所得 (収入から「給与所得控除」を差し引いた金額)が65万円以下で、かつ、給与所得以外の勤労によらない所得が10万円以下であること

「扶養控除」の対象は所得の合計が38万円以下です。ただし、給与所得には給与所得控除65万円が適用されるため計算は単純ではありません。

それでは、バイトをしている学生の税金対象をケース別に説明します。

給与収入65万円以下、雑所得10万円以下
確定申告は必要ありません。
給与収入65万円以下、雑所得10万円以上38万円以下
「勤労学生控除」は適用外となりますが、「扶養控除」適用となり確定申告の必要はありません。
給与収入65万円以下、雑所得38万円以上
「勤労学生控除」「扶養控除」適用外となり確定申告をする必要があります。
合計所得が38万円以下(給与収入65万円以上、雑所得10万円以下)
給与収入が65万円以上の場合、給与所得控除を適用します。その後、雑所得の金額を足しても合計所得が38万円以下の場合は「扶養控除」適用となり、確定申告の必要はありません。
例)給与収入:75万円 雑所得:8万円の場合
給与所得=75万円(給与収入)-65万円(給与所得控除)=10万円
合計所得=10万円(給与所得)+8万円(雑所得)=18万円 <38万円のため「扶養控除」適用
合計所得が38万円以上(給与収入65万円以上、雑所得10万円以上38万円以下)
上記同様、給与収入が65万円以上の場合、給与所得控除を適用します。その後、雑所得の金額を足して合計所得が38万円以上になる場合は「扶養控除」適用外となり、確定申告する必要があります。
例)給与収入:75万円 雑所得:30万円の場合
給与所得=75万円(給与収入)-65万円(給与所得控除)=10万円
合計所得=10万円(給与所得)+30万円(雑所得)=40万円 >38万円のため「扶養控除」適用外
給与収入65万円以上、雑所得38万円以上
「勤労所得控除」「扶養控除」適用外となり確定申告が必要です。

簡単に考えるとバイトをしている学生も仮想通貨で得た利益が38万円を超えたら税金を支払う義務が発生してしまうのです。条件がやや複雑ですので、収入源が複数ある方は素直に管轄の税務署に問い合わせるのが無難です。

まとめ

学生の場合でも、税金を支払う義務があることを理解しいただけたでしょうか。

確定申告のやり方は、学生・社会人の場合もやり方は同じです。「確定申告 やり方」等調べれば簡単にやり方を教えてくれるサイトに行くことができます。

2017年分の確定申告の受付期間は2018年2月中旬~3月中旬ですので、忘れず実施しましょう。

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